#10 否が応でも向き合わされる時もあるというお話
トレンドに懐かしい名前を見たので。
初めて聴いた時のこと。
リリックと突き刺すような歌い方、この歌が、言葉が刺さり過ぎてMOROHAが嫌いになった。
思い返すとまだ青臭いガキだったんだろう。(今でもまだガキだけど)
それきりMOROHAを聴かなくなって8年、自虐でもなくお世辞にも真っ当に生きてきたとは言えない三十路に片脚突っ込んだ身になると受け取り方が変わった。
横っ面を思い切り叩かれて、「立て、前を向け、歩け」と言われているような感じ。
優しさと甘さは違う、そんなことを思わされた。
努力は裏切らないのではなく、努力を裏切らないように生きようと思わせてくれた。
真摯過ぎて時に目を背けたくなるけれど、否が応でも向き合わされて目を逸らせなくなる音楽ってこういう音なんだと思う。
青臭かった頃の記憶がフラッシュバックしたので書き捨て。
んじゃまた。